------  傑作映画館  ------


 UDON
   監 督 :本広克行
   出 演 :ユースケ・サンタマリア、小西真奈美、トータス松本、鈴木京香
   ジャンル:コメディ
   2006年  日本



注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじ】
 松井ユースケは「世界を笑わせてやる」ために渡米しますが夢破れて香川のうどん屋の実家に戻ってきます。
 そして親友・鈴木庄介の紹介で恭子もいるタウン誌の編集部にいれてもらいます。
 そこで「麺通団」としてうどん屋を紹介するコラムを書くのですが、それが関東のマスコミまで巻き込んだ、香川の大うどんブームを引き起こすのです。
 しかし、いつしかブームは去り編集部は解散します。
 ユースケはついに家業の「松井うどん」を継ぐ決心をするのですが、その矢先に父は心筋梗塞で倒れ、その思いを伝えることができませんでした。
 実家の姉(鈴木京香)には、あんたなんかに打てないと言われながらも、恭子や庄介や、他のうどん店の協力で、ユースケはついに姉をうなずかせることができたのです。
 その夜ユースケの夢枕に立った父は「人を笑わせるのは簡単だ、うまいうどんを食わせれば一発や!」と言い、朝起きると仏壇に供えたうどんは無くなっていました。

 小学校にうどんを納めたユースケは返りに給食のうどんをほおばった子供たちの笑顔と、それを見て微笑む父の幻(=幽霊)を見ます。

 松井うどんは姉のご主人が継ぎ、いろんな事を学んだユースケは再度渡米するのでした。
 後日、ユースケを追ってブロードウェイへやって来た恭子が見たのは壁いっぱいの「キャプテンうどん」のCMだったのです。


【感想】
 うどんブーム、そんなものもあったかな〜。、
 このブームでうどんはその格が上がったかも知れないですね。
 松井うどんの場所がいいです。
 木と水と山があります。
 これだけで充分かな。
 いろいろあるうどん店の取材が楽しそうですが、「新しいことを始めるには古い何かを壊さなきゃならない」、そして「終わらない祭りはない」のです。
 うどんブームのせいで村の道路は荒れ、廃業に追い込まれた店も…。

 いつもムッツリしていた松井うどんの親父さんが話を絞めてくれます。
 息子の打ったうどんを喜んで食べる子ども達を見て、満面の笑みを浮かべる親父さんの幽霊を見ると込み上げるものがあります。



新規オープンの日、松井うどんには長蛇の列が!


 結構濃い人が出ています。
 そして四国出身やら友情出演だかのタレントさんが多数出演、本当にエッと思うくらい多数で、どうでもいいいような所にも出てきますから見逃さないように。

 画面の分割表示やらキャプテンうどんは要らないみたいです。
 
 
  2018.12.    ................ 傑作映画館の目次ページへ